冬の始まりの頃の東の空に、蛍の群れのような星の塊があります。
これが牡牛座の中にある有名なプレアデス星団です。
日本では昔から「すばる」とか「むつら星」と呼ばれているので聞いた事はあるでしょう。
2本の角を振りかざしてオリオンに挑みかかるような牡牛座の姿は、このプレアデス星団と、一等星のアルデバランあたりからたどってみると形がわかりやすいかもしれません。

プレアデス星団を肉眼で見ると、6~7個の星がかたまっているのがわかります。
これが、日本で「六連星(むつらぼし)」と呼ばれる由縁でもあります。
視力が優れていると、もっと多くの星が見えると言います。
双眼鏡で覗いても、たくさんの星が見えてくると思いますので、友達や家族といくつまで数えられるのか競争してみるのも楽しいと思います。