ふたご座を望遠鏡で覗くと、カストルの足下に明るい散開星団M35が見つかります。
良く晴れた夜だと、淡く流れる冬の天の川の中に肉眼でも存在だけは気が付くはずですが、双眼鏡でないとそれが散開星団だとわかりません。

望遠鏡で覗くと、それが八の字形に並んだ星が視野一杯に広がって、まるで銀の砂を敷き詰めたような美しさなのです。
少し詳しく見ると、このM35の近くにもう一つ別の小さな散開星団NGC2158も、ぼんやりと見えていることに気が付くと思います。
また、ポルックスのおへそ近くにあるδ(デルタ)の東側には、惑星状星雲NGC2392があります。
9等級の明るさなので、小型の望遠鏡でも見つけられるでしょう。
これを高倍率にすると、面積を持った丸い像として見えてきますので、恒星との区別はつけられます。
大型の望遠鏡で覗くと、まるで人の顔のような面白い形をしています。
この
ふたご座にまつわるおとぎ話を、姉妹プログで紹介してみましたので併せてご覧下さい。