2月の下旬の宵の頃、頭の真上辺りに二つの明るい星が並んでいるのが見えます。
これがふたご座のカストルとポルックスです。
この二つを兄弟の頭と見立てて星をたどると姿が浮かんでくるでしょう。

また、2月にならなくてもオリオン座のベテルギウスの先ですから、こうして探しても見つけやすいと思います。
このカストルとポルックスは、日本でも昔から「蟹の目玉星」「金星銀星」「猫の目」など多くの呼び名が付けられて親しまれてきた星です。
さて、本当はもう少し後で紹介しようと思っていたのですが、12月にはふたご座流星群がある!と思い出したので、急きょ順番を先にしてみました。
今年のピークは13日の深夜~14日早朝にかけてだそうです。
銀星・カストルの辺りが放射点なので、そこに注目してください。
夏のペルセウス座流星群、年明けのしぶんぎ座流星群と並んで、見事なものです。
多いときには1時間に2~30個の流れ星が見えることもあります。
また、今年の13日深夜は新月となりますので月明かりの影響はほとんどないと思われます。
あとは雲などの条件が良ければ、一晩中でも観測できるのではないかと思います。