額に1本の角をはやした一角獣は、もちろん想像上の生き物で、おとぎ話や神話にも登場したり、時にはマンガの題材にもなったりしています。
ユニコーンと言った方がわかるかもしれません。
現在では、馬のような姿が一般的ですが、古い星座絵の中には、山羊のような姿で描かれているものもあります。
オリオン座のすぐ隣にあるのですが、全体的に淡い感じなので、探すのが難しいかもしれません。

このいっかくじゅう座のちょうど目にあたる部分にあるのが「バラ星雲」です。
バラの花びらのように見える事から名付けられました。
これも天体ファンの間ではお馴染みの星雲なのですが、いっかくじゅう座そのものがマイナーな星座なので、なかなか見つける事に苦労します。
しかし、夜空の暗い場所では、NGC2244というまばらな散開星団を取り囲むように、ボヤッと広がっているのが双眼鏡でも見る事ができます。
とても綺麗なので、是非挑戦してください。
また、天体望遠鏡を持っているのなら、前足のところにあるβ(ベータ)星に注目してください。
少し倍率を高めにすると、実は個の星が似たような明るさを持つ3つの星からなる三重星だとわかります。
二重星なら、意外と多くあるのですが、これほど綺麗に見える三重星は珍しいと思います。